2015年11月5日木曜日

柴田敏隆さんを語る会 報告

9 月12 日 かながわ労働プラザにて

 会場には約170 名の人たちが集い、思い出の映像を背景に、故人と交遊の深かった方々が次々に思い出を語られました。野鳥の会のみならず、「三浦半島の自然を守る会」の設立、「横須賀市立博物館」創設時の活躍など多方面にわたる業績を偲びました。柴田先生は生まれ育った三浦半島をこよなく愛し、多くの青少年と共に山野を歩かれました。採集を伴わない自然観察会を基にした今日の自然保護活動の礎を築かれました。この日、先生の足跡をたどりつつ、自らの若かりし頃に思いをいたす参加者も多かったのではないでしょうか。


ご遺族の方々から日常のご様子についてお話がありました。晩年まで読書を欠かさず、ご多忙の中、観察会の前日には深夜のコンビニで資料をコピーされていたそうです。最後に奥様から「見よ、兄弟たちが席を同じくしている、何という喜び」という聖書の言葉と共に、参加者一人ずつの手をとられ、お別れとなりました。    
(編集部 久保廣晃)