2013年4月30日火曜日

シカ増加 環境に脅威

【朝日新聞デジタル 4月29日より】 

 

 シカによる下草・枝葉が丸裸にされる「植生被害」。シカ増加による他の生物への影響が指摘されている。また、シカの生息域拡大は、ヒトがヤマビルに血を吸われる被害拡大の原因にもなっているとみられている。山に食べ物がなくなれば、シカは里山や住宅地まで下り、マダニを人里に運んでくる可能性も懸念されている。マダニにかまれると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染するおそれがある。
 県は2003年、シカを間引く管理捕獲を開始。07年度~11年度には民間の狩猟なども含め7869頭のシカを捕獲した。しかし、推定生息数は03年度の2400~4200頭が、11年度は3000~5500頭と減っていない。県は昨年度から捕獲数を増やし、今年度はシカ対策に1億8千万円を投じる。

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