2020年9月16日水曜日

「イリオモテヤマネコを絶滅危機から守りたい」

 クラウドファンディング御支援のお願い

<西表在来植物の植栽で地域振興を進める会>


 8月から「イリオモテヤマネコを絶滅危機から守りたい」というタイトルでクラウドファンディングを始めまして、ご支援をお願いしたいと考えています(現在の達成率は8%です)。タイトルからヤマネコが主の活動と理解されるかもしれませんが、広大な湿地で休耕田に水が張る池を造成し、ここで絶滅危機にある水生生物を保護しようと考えています。昆虫等は飛来するでしょうが、植物は移植をします。造成池はヤマネコの餌場にもなります。将来的に造成池を増やせたらと考えていますが、この際は鳥が観察できます。牧草などの外来草本、ギンネム等の外来木本の駆除も主要な活動です。また、湿地を通る県道に在来の海浜植物を植えて、景観の改善とヤマネコの交通事故防止に役立てます。既に、西表島の東部と西部で池を造成していまして、水生生物の定着を見ています。外来植物の駆除と海浜植物の植栽は4年前から始めています。活動の詳細につきましては、下記サイトをご参照ください。
https://readyfor.jp/projects/iriomote
http://iriomote.image.coocan.jp/CF/CF.html

 コロナ影響下での支援事業に疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。当プロジェクトは1年8か月前に準備を始めました。この時の土地使用の許可申請に対して、沖縄森林管理署から自然維持タイプ区域であるために外来木本であっても駆除許可は出せない、保安林を管理する沖縄県の部署から外来木本でも駆除しないで欲しいという回答がありました。これらの回答への解決が済んだのが今年6月ということになりました。

 西表島の自然環境の現状を出来るだけ多くの方に理解して頂きたいこともあり、ファンディングのリターンに1000円のペーパーウェイトを設けています。この方法でのご支援をお願いできないでしょうか。石垣空港、西表島のフェリーターミナルで600円程で販売しているものです。

 なお、会では祖納集落の海岸で海浜植物の整備、見本園づくりを始めています。ウミガメの食害で危機的状況にあるウミショウブ藻場の保全活動も行っています。

 どうか、よろしくお願いいたします。